半音上げたら‥
今まで数多くの歌手と仕事をしてきた。 JAZZ、POPS、ボサノヴァ、サンバ、 ラテン、ROCK、FOLK、 オールディーズから演歌、歌謡曲と いろんなジャンルの曲を演ってきた。 いろんな歌い手がいた。 あくびちゃんみたいないで立ちで 小さいバッグをグルグル回しながら...
マルエム
子供の頃 「街へ行く」と言えば 本町だった。 店は今とそんなには変わらないが 人出が全然違う。 毎日が24日市の様な感じだ。 今では信じられないが 年末なんか人だらけで クリスマスソングが流れていて すんごく幸せだった。 そんで小さい頃、一番ワクワクしたのは...
アトムの帽子
子供の頃は何でも信じてた。 遊星少年パピィのペンダント。 毎日、食べたくもないガムを 必死で噛んで応募券を貯めて 応募したのがやっと家に届いた。 「よし!これで僕も今日からパピィだ!!」 と意気込んでペンダントの笛を吹いた。 「あれっ!変身しない!!」...
カセット工場
いくら「俺はプロだ!」と意気込んでいても 仕事が無ければアルバイトだ。 窓拭きは怖くて一日で辞めた。 深夜の駐車場は時給が¥320だった。泣 N通の引越しは、おっさん達の奴隷だった。 まあまあ続いたのは、 洋服屋の店員とカセット工場だ。...
YouTubeのおかげ?
昔、家のTVは映りが悪かった。 それは、家が山に囲まれていて 電波が届きにくいからだった。 それで集落でマスプロアンテナを立てて それを何十軒もの家に分配するのだから 電波がすこぶる弱いのも当然だった。 そんな状態が普通だと思い込んでいた ばあちゃんや父ちゃんが...
旅立つPIANO
楽器を手放すのは辛いものだ。 例えそれがどんなに おゾイ(粗悪な)楽器でもだ。 なので楽器だけはサンタには売らない (サンタの倉庫は高山のリサイクル店。) 知ってる人に使って欲しいからだ。 楽器を手放す心境は、 「ドナドナ」とか「達者でナ」だ。...
楽譜
楽譜。 今まで生きてきた中で 一番綺麗だった手書きの楽譜は 六本木で一緒にやっていた マルガリータさんの楽譜だった。 特徴的なのは音符とたて線が離れている事。 音符が音高と長さを表し たて線及び旗がリズムを表している。 これは見やすい。 現場は常に初見なのだ。...
シンセサイザー
シンセサイザーを知ったのは確か小4の頃、 つボイさんのラジオでだった。 確かつボイさん「ヤンスタ」に シンセを持ち込んで いろんな音を作って聴かせてくれた。 ノイズを使った嵐の音、波の音、 蒸気機関車の音‥etc。 ワクワクしたなぁ。 その後、友達のI垣君の...
レコードとのながぁ〜い道のり
蓄音機。 凄ぉ〜く小さい頃には家にあった。 童謡を聴いてた記憶がある。 が、5つくらいの時、親戚のおじさんが 突然持ち去ってしまった。泣 それ以来5年生頃まで レコードは聴けなかった。 なので、初めて買ったレコードは 間所君の家で聴かせてもらう事に。...
弾きまくってた頃
プロになって一番キツかった事。 それは六本木のクラブでの歌伴。 まぁ、そこの店は幸か不幸か 初見ではなかったのだが‥。 (普通、プロの現場は初見だ。) と言うことはリハがあると言う事。 週に1、2回は居残り練習だった。 夜中1時に営業が始まって朝5時までの店。...