
オタクのススメ
オタクが好きだ。 (でも自分は、いたって普通だと思ってはいるのだが。) 昔から、泉麻人やみうらじゅん 安斎肇やしりあがり寿‥etc 何かにこだわっている人が好きだ。 もちろん、タモリ倶楽部は全部撮ってある。 とにかく何かにこだわっている人がいい。 こだわっているものは 何でもいい。 何だかムッシュの唄 「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」 みたいだなぁ。 そう言えばゴロワーズ 潤ちゃんからもらって 吸ったなぁ。 パッケージの青がいいなぁ。 潤ちゃんもこだわってるなぁ。 シトロエン乗ってるし、 唄うのはボサノヴァだし、 いつもいろんな煙草を持ち歩いてるしなぁ。 昔、高山にも強者が3人いた。 一人はウケさん。 人生で一回も働いた事がない。 だけど何でも知っていた。 政治、経済からワインからチーズから。 でも、最後にはシュガーヒルのマスターに 一言いわれてめげるのだが‥。 「あんた食べた事あるんかいな。」ちゃんちゃん! 2人目は西田君。 とにかく辞書の様に何でも知っていた。 競馬辞典の馬もほとんど覚えていた。 競馬のゲームも100点でクリアしていた。

ギターからピアノへ
自分の楽器を持って 一番嬉しかったのは ギターを手にした時だった。 ¥3000也のクラシックギター。 確か中1の頃だった。 枕元に置いて一緒に寝た。 ケメの真似をして フォークの弦を張っていた。 (もちろん、その後 3ヶ月でネックが反ったのだが‥‥。) 毎日、教則本とにらめっこして 頑張っていたのだが、 いかんせん当時の本、 イケテナイ曲ばっかで うんざりしてしまった。 そんな時、たくろうに出会った。 たくろうの本を買い込んで 毎日コードを覚えていった。 楽しかった。 コードだけ見ればなんでも弾けた。 そのうち本も要らなくなった。 レコードを聴きながら カポを駆使してコピーしていった。 そうこうするうち 五輪真弓の「少女」を知った。 ショックだった。 かっこいい!! (キャロルキングが弾いていた!) 俄然ピアノもやりたくなった。 覚えていたギターのコードを 地味にピアノに移していった。 ちょうどその頃、 音楽雑誌「ガッツ!」だかで 財津さんが 「ギターが弾ければピアノは簡単!」 と言っていた。 騙された。 その気になった。 ピアノばっか弾く日々に