

西田君(3)
勝手に観光協会が関ヶ原に行った時の一枚。 つい撮ってしまったのは、 あまりにも似ていたからである。 西田君にである。 亡くなって20年以上経つが いまだに強烈なイメージを残している。 居酒屋やバーで飲んでいても 「飲ませてもらっとるんやからな。」 と店に対していつも遠慮していたな。 それといつも有馬さんと口喧嘩してた。 まあ、側から見てる分には 有馬さんが悪いのだが。 あまり自分のことを自慢することはなかったが、 おしっこが早いのは自慢してたな。 文化会館の照明のピンスポ担当だったから、 トイレは早い方がいいのだ。 それとJAZZなどでのソロ回しのピンスポには かなり自信を持っていたな。 まあ、あれだけJAZZを聴きまくれば 自ずと身に付く技ではあるな。 雪が降ると西田君が逝った日を思い出す。 僕の部屋の中を鈴の音が横切ったのだ。 ゆっくり左から右へ目の前を横切ったのだ。 そのすぐあとお父さんから連絡がきて 「みんなに知らせてほしい。」 ということだったので 夜の朝日町へ出かけていった。 夜の飲み屋街で広めるのが 西田君の場合は早いのだ。 そうい


クリスマスの奇跡
去年あんまし雪が降らなかったので 油断してたら突然の雪。 まぁ何年か前の大雪から比べれば かわいいもんなんだけど‥。 あの時は、ちょうど東京からの帰りで 高速バスがやっとこさ高山駅についたら 歩くのも大変な大雪だった。 とりあえず「どうとん」で一杯ひっかけて 帰路についたのだが、山王神社のあたりは 倒木で大変な事になっていた。 いつもは2、3分で歩ける距離を 雪をかき分け倒れた木をまたぎながら 30、40分かかってやっとこさ帰った。 おまけに背中のリュックには ディスクウニオンで買ってきたLP盤やEP盤、 音楽書やお土産がいっぱい入っていたのだ。 思わず「八甲田山」が頭をよぎったな。 ところで、何年か前のクリスマスイブの深夜。 店のお客を機嫌よく帰し 洗い物もすべて終わった帰り道。 とぼとぼと山王公園の横を歩いてたら 遠くの空から鈴の音が近づいてきた。 びっくりして夜空を見上げてたら 頭の上を鈴の音が右から左に走っていったのだ。 サンタさんやトナカイは見えなかったが、 寂しいひとりでのクリスマスイブが ちょっとだけあったかくなった。 嘘じゃなくて


オカルト道
昔から不思議な事が好きだ。 TVで心霊番組なんかやると 真剣にのめり込んで観てた。 一時期のスピリチャルブームも去り オカルトファンとしては寂しい人生だったが Youtubeのお陰で 毎日いろんな番組を楽しめる様になった。 一時期「おちゅーん」にもハマっていたが 今は「ゾゾゾ」それから「STスタジオ」 そしてもちろん「家賃の安い部屋」 最近では「ななふしぎチャンネル」 なんかがお気に入りだ。 おっと大事なものを忘れてた ファンキー中村さんの「Ghost Contents」だ。 相棒のパウチくんもいい味を出してるな。 番組を選ぶ基準は「実話」である事 「リアル」である事だ。 それと霊に対して「真摯」である事も大事だ。 なので、流行りだからといって 安易におちゃらけて 心霊スポットなんかに出かける 若者達の番組はあまり楽しくはない。 また、あからさまな捏造番組は論外である。 中学2年の頃、イッソ(牛丸君)と一緒に 真剣に心霊の研究をしていた。 高山図書館のその手の本は すべて読破していた。 ある日、牛丸君といつもの様に 自転車で図書館へ向かっていた。


アナログは楽しい!?
最近、暇さえあればレコードを聴いている。 と言うことは必然的に いろいろ機材をいじらなければならない。 まずは針圧だ。 適正針圧より若干重くする。 なんたってさぶいのだ。 レコードの溝も縮こまっているのだ。 また今使っているプレイヤーの重りが すぐにずれてしまう代物なので こまめに針圧計で測ってやる。 あとはグラフィックイコライザーで 細かな音質の微調整をするのだが、 驚いたのはフォノイコライザーだ。 前に使ってた安ものの奴に 微かなノイズが入るのが気になって 少し高級な(と言っても¥6000くらい) 奴を手に入れてみた。 いやぁ、くりびつてんぎょう(びっくり仰天)!! 音が変わった! ざらつきがなくなりビロードの様に しなやかで艶が出たのだ! こんなに変わるなら これからはケチらずにいこうと思った。 それにしてもアナログは こだわればこだわるほど音が良くなる。 もちろん金もかかるが 工夫次第なところもあって楽しい! 金持ちなおっさん達の10分の1位の予算で おっさん達の音より良い音を出してると 自負している。 と言うかほとんどメルカリで手に入れ


兄ちゃんが赤くなった
若い頃からいろんなバイトをした。 日通の引っ越しのバイト。 朝早く高田馬場の駅前に行って 手配師のおっさん達に振り分けられ 幌付きトラックの荷台にコンバットの様に乗せられ どこかの現場に行く。 その際学生証や保険証を没収される。 逃亡を防ぐためか? 新宿の高層ビルの地下駐車場の深夜のバイト。 出入りの車両の受付が主な仕事だが 周りがおじいちゃんばかりだったな。 所長が巨人ファンで、巨人が勝つと夜食がでた。 (と言ってもインスタントラーメンなのだが‥) なので真剣に応援した。( 阪神ファンなのに(T . T)) 時給はなんと¥320だったと思う。 まあ、暇だからラジカセでコルトレーンを聴いてたな。 そのバイトで楽しかったのは 朝の見回りで乗り回すスーパーカブだった。 また朝丘めぐみさんに会えたのもいい思い出だ。 ところで拓郎。 小学5年の頃から大ファンだった。 ある印刷所で働いてた頃、 社長が言った。 「今日拓郎のお兄さんがくるよ。」 な、なんだって! あの、赤くなった拓郎の兄ちゃんに会えるのか。 「兄ちゃんが赤くなった」と言う名曲があるのだ。 当


傷だらけの天使
「アキラぁ〜!」「アニキぃ〜!」でお馴染み 傷天こと「傷だらけの天使」。 再放送があるたびに観てたなぁ。 昔はTVが家に1台しかなく ばあちゃんと一緒に観てた。 今では絶対地上波では流せない 強烈な内容を一緒に観るのは辛かったな。 いろんな監督や脚本家が参加してた傷天だが 神代監督や市川森一さんが特に良かった。 話の内容もだけど、今も心に残る名シーンが いっぱいある。 小さい女の子と絵と共に逃亡する 神代監督作品は強烈に心に残る。 また、最終回の死んだアキラをリヤカーに乗せて 夢の島を行く修の姿、そして井上尭之さんの歌。 「太陽にほえろ!」もそうだが ショーケンは相当アイデアを出してたらしい。 今のアイドル役者とは全然違うな。 原田芳雄やショーケンや松田優作達が 道を切り開いて行ったんだろうなぁ。 昭和に生まれて良かったな。 最近「太陽にほえろ!」や「俺たちの勲章」 「探偵物語」を第1話から見直している。