

ピアノ弾きへの道 vol.2
「ピアノ弾きへの道 vol. 2」 高校もそろそろ終わる頃、どうしても音楽がやりたくて 周りの人に相談したら「それなら音大に行くといいよ。」と言われた。 なので音大をめざしたが、もちろん入れる学校など無かった。 本当は中学の頃から行きたかった学校があった。 POPSやJAZZ専門でカッコよくて憧れの学校 「ネム音楽院」だ。 だが、僕が高校を卒業した年に閉鎖になった。(T . T) それで仕方がないので本屋に行って、 音楽学校案内なるものを買ってきた。 ただ、見ててもなぁ〜んもわからないので エイャ!!と開いたページの学校に行く事に決めた。 かなり乱暴だがしょうがなかった。 ただそこの学校、なんとなく僕でも入れそうな予感はした。 それで、入試用にソナタを弾け!と言うことだったので たまたま持っていたソナチネをパラパラとめくって ソナタと書いてあるベートーベンの曲にした。 すんごく練習した。バンバンに弾ける様にして試験に臨んだ。 それで当日、張り切って弾きだしたら、すかさず試験管から 「ソナチネはソナタではない!!」と言われ、そして 演奏の途中で嘲笑


ピアノ弾きへの道 vol.1
「ピアノ弾きへの道 vol 1」 子供の頃(今からウン十年前) クラスにひとりかふたりは、ピアノが弾ける女の子がいた。 音楽の時間なんかに先生の代わりに歌の伴奏なんかしていた。 すごく憧れた。 羨ましかったなぁ。 当時、男の子はピアノなんか習っている子はいなかった。 なので僕も親に頼んでみたが却下だった。(T . T) まあ、その後5年生になった頃、やっと習わせてもらったのだが、 ピアノなど買ってもらえず、電動ブーブーオルガンを買ってもらった。 念願かなって、さっそくワクワクして習いに行ったのだが、 最初に習ったのは〝バイエル〝だった。 僕がやりたかったのはタイガーズとかスパイダース、 なので一気に気持ちが萎えてしまった。 だが、せっかくオルガンも買ってもらったので それなりには一生懸命練習はした。 そうこうするうちに〝ギター〝に出会った ! ! 3千円也のクラシックギターだったけど 教本を手に入れて毎日練習した。 コードなるものを覚えれば覚えるほど、伴奏できる曲が増えていった。 当時はフォークが流行っていて、いろんな音楽雑誌が出ていた。 その中


スパイスカレーはおもしろい!
「スパイスカレーはおもしろい!」 むかし僕は、カレーと言えば〝ルー〝だと思っていた。 なので、いろんな市販のルーをやたらと混ぜていた。 また、〝隠し味〝とか言って、醤油やソース、ケチャップやバター、 果ては、だしの素やチョコなんかも入れて、全然〝隠し味〝では無くなっていた。 なので出来上がるカレーは、何だかカレーと言うよりも「ごちゃ混ぜゴテゴテカレーもどき」 といったヘンテコで不味いものだった。 でも何をやったら、本格的なカレー、お店のようなカレーになるのかがわからなかった。 それでも諦めず、いろいろ本を買いあさり、何年も勉強した結果、 美味しくて本格的な〝カレー〝の作り方がやっとわかってきた。 日本でカレーと言えば〝欧風カレー〝いわゆる小麦粉カレーをさす。 なぜかと言えばインド発祥のカレーがいったんイギリスに伝わり、 それから日本に伝わったため小麦粉カレーになったのである。 ホワイトソースとかの文化の影響だと思う。 またインドには〝カレー粉〝なるものは無い。 各家庭でいろいろなスパイスを独自に調合しているのだ。 だがイギリス人は、そのわずらわし


お化けっているのかなぁ?
「お化けっているのかなぁ?」 今までに変な音や変なものには、けっこう遭遇してきた。 高校の頃、ばあちゃんと並んで仏壇の前で寝ていて しょっちゅう金縛りにあった。それもかなり強烈な‥‥。 それは単に体が動かないだけじゃなくて〝音〝が聞こえるのである。 それもこの世の音では無い。鼓膜が震えて無いのに聞こえる音だ。 まず、遠くからエコーの様な耳鳴りの様なものが迫ってくる。 エフェクターで言えば、ディレイの戻りの回数を目一杯上げたあの感じ。 極め付けは〝声〝、それもクラスメートのいろんな奴らの声が 左と右から僕の名前を呼びながらだんだん近ずいてくるのである。 「shingちゃぁん〜〜〜 shingちゃぁん〜〜〜 。」 それも10分くらいかけてじわじわと近ずいてくる。 それで最後には耳元まで押し寄せて来る!気が狂いそうだった。 また、これも実家での事だが、よく晴れたいい天気の昼下がり、 床の間から突然〝琵琶の音〝が聞こえたのである。 それも目の前で演奏している様な臨場感のある響きで! また、それがちゃんとした楽曲だったのにも驚いた。 だいたい5分くらいの曲