

ブラバンの想い出
小学生の頃は鼓笛隊で小太鼓だった。 いちおう試験があって一番で合格した。 その頃、実業のブラバンが演奏にきた。 星条旗よ永遠なれ!でやられた。 カッコいい!! 中学に入ったら絶対ブラバンに入る! と決めていた。 しかし中学入学式の日、 デッカいお兄さんたちに囲まれて うむお言わせず柔道部に入れられた。(泣) 一年間、受け身と投げられ役の毎日だった。 体育館で投げられているその横で ブラスバンドが練習していた。 むむむ。 それでやっと2年になって 晴れてブラバンに入ったが やりたかった楽器は埋まっていた。 いちおう希望は 1、トランペット 2、小太鼓 だったのだが‥‥。 あてがわれたのは、スーザ スーザホンだった。 あの一番でっかくて重い奴だ。 それもマウスピースを刺すところが折れている 厄介な代物だった。 しょうがないのでいちおう練習したが すぐに吹けた。 マウスピースがデカいので 音が出やすいのだ。 のちに高校で倉野先生から 「君はチューバで音大に行けるけどどうする?」 と言われたが、丁重にお断りした。 もうその頃はピアノ一筋だったのだ。 そん