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マツケンの譜面


いろんな歌手の

伴奏をしてきた。


有名な歌手の

コンサートなら

綺麗な譜面がくる。


と言っても、

そこそこな場合もあるが。


写譜屋さんが書く譜面は

とても綺麗で読みやすい。


ただアレンジャーが忙しすぎて

写譜屋に出せず

自分で書いたりすると

かなり読みにくく

小汚い譜面がくる。


困るのは、汚いどころか

間違ってる譜面が

渡される場合だ。


そこらのJAZZ Barとか

Live houseとかに多い。


金をかけず

適当な誰かに

頼んだのだろう。


なので、弾きながら

添削して間違い探しをして

正しく直して弾く。


なので

理論がわからない人など、

そのまま弾いてしまう。 クラシック系の人達は

初見が強くても困り者だ。


人生で1番綺麗な譜面を

渡してくれたのは、

写譜屋以外なら

“マルガリータ”さんだ。


とにかく綺麗で

読みやすい。

コレで間違えたら

完全にコッチが悪い。


初見の弱い僕でも

スラスラ弾けたりした。


特徴は、音符とハタが

離れて書いてある事。


そして写譜ペンで

超丁寧に書いてある事。


かなり影響を受けた。

なのでそこらの人よりは

数倍綺麗に書ける様になった。


ところでコード。


コレが書いてないと

かなり困る。


汚い譜面でも

コードがナビ役に

なってくれたりする。


おお昔

まだマツケンサンバが

世の中に知られてない頃、

マツケンのディナーショウの

仕事をした。


ほぼ初見だったのだが、

困った事に

コードが無かった。


全部オタマジャクシで

書いてある。


が、良く見ると演歌系なので

先が予測できる。

はっきり言って単純なのだ。


なので初見でコードを付けて

無事最後までこなした。


JAZZやROCK系の人は

コードで演奏している。


音符はできる限り

ない方がやりやすいのだ。

そう言えばナベさん、

渡辺貞夫さんが言っていた。


ジェントルソウツの

レコーディングの時、

譜面を渡すとみんなに

「1時間待ってくれ。」と言われ

1時間後に演奏したら

譜面よりかっこよくなっていたとか。


1時間練習して

自分のものにして

熟成させたのだ。


NY系のミュージシャンは

コードがあればいいのである。


思い出した。

ブルースハープの妹尾さんと飲んだ時、

「楽譜なんて全然読めないよ。

読めるフリして適当に吹くと

それが良い!と言われるんだ。」

と言っていたな。


アレンジャーは、

わからないなら

コードだけ書いとけば

いいのであ〜る。


ちゃんちゃん。



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