西田君(2)


高校に入ってバンドに誘われた。ROCKのバンドだ。それで最初にやったのがツェッペリンの「天国への階段」だった。もちろん何も出来ないので、ドラムの広田君とイントロの部分をスペリオで吹いた。これが僕のバンドデビューだった。

その頃、高山ではCASと言うバンドが活躍していた。(今もあるが。)メチャメチャ憧れた。ユーライアヒープバンドだったのだが、キーボードの松尾さんがハモンドとシンセを弾いていたのだ。もちろんレスリーも回してた。ジュライモーニングやらジプシーやらに痺れたものだ。

その頃、高山には市民会館と言う体育館みたいな建物があり、低料金で借りれたらしくよくコンサートが開かれた。毎回Liveに通うたび入り口に苦虫を噛み潰した様な顔の西田君が腕組みをして立っていた。それもピンクのベルボトムでだ。何だか楽しいんだか怒ってるんだか分からないが、毎回確かに西田君はいた。

その後、タローや宮川君が「JAZZでもやるか。」みたいな事を言った時、かなり西田君は怒ったらしい。(僕は東京にいた。)きっとJAZZの厳しさを知っていたのだろう。

東京から帰って来て文化会館で初めてコンサートを開いた。リハでピアノを弾いてた時、気がつくと、横に苦虫顔の西田君が腕組みをして立っていた。何と西田君は文化会館のピンスポだったのだ。そして一言「ブルースやってみ。」それで僕はブルースを弾いた。西田君の顔が一瞬ほころんだ様な気がした。つづく

ベネディクトカンバーバッチはここのところ大のお気に入りの役者だが、見るたびに西田君を思い出す。似ているのだ。雰囲気や細かそうなところがだ。昨日は休みだったので撮り貯めていたシャーロック4を3話一気観した。よかったぁ〜!!

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