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JAZZ喫茶


高校の頃はお金もないので

そんなに喫茶店には行けなかった。

が、広田君と「イルミネ」にはよく行った。

僕はコーヒーより、

その値段出すんならとカレーを食べていた。

みょーに旨かったが、あとで聞いたら

ボンカレーにタバスコを入れただけらしい。

また、店の奥には常連ぽい人達がいて

マイルスについて熱く語ったりしてたな。

当時昼間やってたシュガーヒルへも

たまに行った。

ただ高校生の自分には敷居が高く

アフロのマスターも怖かったな。

(後で仲良くなると、ちっとも怖くなかったが。)

ある日、雑誌「アドリヴ」で大絶賛してた

スティーリーダンの「ガウチョ」を

発売日に岡兵楽器に買いに行った。

そんで「ガウチョ」を見つけて掴んだ途端、

横から手が出てきて同時にそれを掴んだ。

今、考えるとそれは「としちゃん」だった。

ただ、その頃は知らない人だ。

そしたら、その「としちゃん」が言う。

「シューガーヒルで聴かせてくれるならゆずるよ。」と。

んで、そしゃと言う事でシューガーヒルへ2人で行った。

としちゃんは慣れてるらしくマスターに

「これかけて!」と言ってガウチョを渡した。

そこでshing少年はJBLの洗礼を受ける。

それも「ガウチョ」でだ。

めちゃくちゃ良い音!!!

その後、家のセコいステレオで聴いた時の落胆はひどかった。

まぁ、あんな大音量で、それも状態の良いJBLで

んで聴いたのが「ガウチョ」なのだからしょうがない。

その後、お江戸に出て、池袋の「ジャンゴ」で

JBLパラゴンの洗礼を受けたり

(それもマッコイのフライウイズザウインド!)

水道橋「響」のでっかいJBLでピーターソンを聴いたり‥。

ただ中野の●アズレーで、平気でゴミだらけの針で

バイトがかけるパラゴンの音はドイヒ’(酷い)だったな。

ひとつわかった事は、

「店主不在の店には行くものではない」

と言う事。


今、若者たちはスマホの音が、

いいだの悪いだの言っているがやめて欲しい。

あんなものダメだ。

良い音に触れて欲しい。

頑張って追求して欲しい。

せめて、良いヘッドホンを手に入れて欲しいものだ。

それと本物を目の前で聴く機会も大事だ。

パットメセニーなんか、

ライヴなのにまったくノイズ無しで

CDよりずっと良い音で聴ける。

スティーヴィーも良い音だったな。

あっ、でもニールヤングは、

すんごいノイズだった。

始まる前からノイズの嵐だった。

一緒に行った伊藤幸治が言ってたな。

「ありゃりゃ俺とおんなじBOSS使ってる。」だって。

でも始まって少し経って

曲が「ハーヴェスト」あたりのになった頃には

ノイズなどまったく気にならなくなってた。

良い曲や良い演奏はノイズにも勝てるのだ!

それはそれで貴重な経験が出来た夜だった。

いつか岩手県の一関の「ベイシー」へも行ってみたいなぁ。

それと「シラムレン」がある、新宿ゴールデン街へも帰りたいなぁ‥。

ちゃんちゃん。



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