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城山公園


小学生の頃は

よく城山に行った。

みんなで自転車を押して山王峠を登り

遊歩道周りで行った。

途中でっかい墓場があったり

不気味なお寺があったり‥。

鬱蒼とした森なので

昼間でも薄暗かった。

そうすると誰かが決まって

「大魔神出たぁ〜!」と叫ぶ。

これは毎度お約束なのだが、

それでも本当に出そうなので、

みんな「ぎゃぁぁ〜!」と叫びながら

必死になって自転車を漕いで逃げる。

そんで一気に公園に着く。

もうここまで来れば

大魔神は追って来ない。

(当たり前だ。)

そんで金でもあれば

売店に行って何か買う。

駄菓子とかおもちゃとか。

まぁ金など滅多に持っては

いなかったが。

そういえば、当時自分で作る

綿菓子機があった。

何十円だか入れて割り箸を取り

出てくる砂糖のわたを絡めていく‥

というかなり本格的な代物だった。

が、実際の機械はハエだらけで

作った綿菓子にいっぱい入ってしまった。

例えるならブドウパンだ。( ; ; )


子供ながらに一回でやめた。


当時の城山公園には

何故か動物園もどきがあり

ハエだらけだったのだ。

もどきと言ったのは

どう考えても管理不足で

汚いコヤが並んでいるだけだった。

そこに孔雀やウサギや

なんやかやが入れられていた。

強烈に臭かった記憶がある。

高学年になった頃、

知らぬ間に動物園は無くなり

公園の真ん中にペンギンだけが

一匹ぽつんととり残された。

水色に塗られただけのコンクリートでは

夏など見ていてかわいそうだった。

そんなペンギンも

いつしかいなくなり

公園には動物はいなくなった。



ところでこの城山公園、

全国では珍しく

酒が飲める公園だ。

東京の友達が来ると

みんな驚く。そして喜ぶ。

また、炭以外なら焼きもOKだ。

なのでガスコンロを持っていき

とんちゃんやモツを焼きまくる。

生ビールは売店の武蔵で買える。

もちろん酒も何でも売っている。

酒まで手が回らない時など

かなり助かる。

その気になれば、ガスコンロも

鉄板もとんちゃんも全て

武蔵で揃えられる。


下にひくムシロまで借りれる。

コロナのおかげで数年前から

花見はやってない、むむむ。

公園の街灯が消えても

誰も気にも留めず(21時消灯)

懐中電灯やランタンだけで

みんなで飲んで騒ぐのは

かなり楽しい春のひととき

なのであります。


ちゃんちゃん。



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