楽譜


楽譜。

今まで生きてきた中で

一番綺麗だった手書きの楽譜は

六本木で一緒にやっていた

マルガリータさんの楽譜だった。

特徴的なのは音符とたて線が離れている事。

音符が音高と長さを表し

たて線及び旗がリズムを表している。

これは見やすい。

現場は常に初見なのだ。

あんだけ綺麗だと

難しくて弾けないはずのフレーズも

弾けてしまったりする。

綺麗な楽譜は良い演奏に繋がるのだ。

と言う事は、汚い楽譜だと

普段弾ける事も弾けなくなってしまう。

また、演奏が無意識にせよ雑になりがちだ。

なので人に渡す譜面は

極力綺麗に清書して渡している。

またそれには、実は裏の意味もある。

間違えても譜面のせいには出来ないから。

プロの現場でも小汚い楽譜を平気で出す奴もいる。

極め付きは、ポケットから出した

8つ折りにした楽譜を

ピアノの上に投げられた事。

この時は僕が怒り出す前に

Bassの赤間君が激怒したな。

ステージ終了後その生意気な女を

ロッカー部屋に引きずっていった。

そういえば赤間君の楽譜も綺麗だった。

的確な事が綺麗に書いてあった。

カリグラフィーペンのタッチも良かった。

下呂のS館バンドの佐々木君も綺麗だった。

写譜ペンのタッチも綺麗だった。

が、書いてある内容がたまに変だった。

アレンジの一番大事なところが抜けていて