PIANO弾きへの道 vol.3


隣の教室から

カッコいいピアノが聞こえてきた。

壁に耳を押し当てて

ずっ〜と聞き入ってた。

そのピアノの弾き手が

辛島さん、辛島文雄さんだった。

一年経って

やっと辛島さんのレッスンに

変えてもらったその日

エレベータの前で緊張して待っていた。

扉が開き辛島さんが出てきて一言

「なんだお前は?!」

怖い人なのだ。

それでなんか弾いてみろと言われ

独学でやってきた「枯葉」を弾いた。

そしたらまた一言

「なんだそれは!!」

と言うことで

コテンパンに潰された。

1からやり直しになった。

しかし、その日から

辛島さんの弟子になったのだった。

自分のレッスンは週に1回なのだが

辛島さんは2回来ていたので

僕も2回勝手に通った。

もちろん1日はただの見学だ。

4時から10時のレッスン時間なのだが