カレーの思い出


誰でもそうだが子供の頃からカレーが大好きだった。外で遊んで帰って来て家からカレーの匂いがしたなら小おどりしたものだ。昔はまだバーモンドカレーとかもなくて、もっぱらオリエンタルカレーが普通だった。とにかく何でもうまかった時代だ。なもちゃんウインナー1本でご飯2膳くらい食べてた。その後、高校生の頃、某JAZZ喫茶「◯ルミネ」でよくカレーを食べていた。すんごく旨かったのだが後で広田君に聞いたら「あれはボンカレーにタバスコを入れただけ。」と言われてショックだった。東京に出て初めて新宿中村屋でカレーを食べた時は感銘を受けた。めちゃくちゃうまかった。なので嫌いだった福神漬もらっきょうも全部平らげた。その後新宿プラザの左隣のインドカレー屋にも通った。その頃からイギリス経由の小麦粉カレー、言い換えればホテルのカレーと本格的なインドのスパイスカレーの違いがわかり出した。どっちもうまいのだがご家庭用のカレールウではインドカレーは作れないのもわかった。10年以上前は何種類かの市販のカレールウを混ぜて、そこに隠し味とか言ってソースや醤油やケチャップやチョコやコーヒーやカツオだしや‥‥ありとあらゆる物を突っ込んでいた。それではうまいわけがない。そこでいろいろ考えて本も読んで試行錯誤して今のスタイルになった。野菜をとにかくジューサーにかけてジュースにして煮込んでスープにする。大量の玉ねぎはスタータースパイスとニンニクと生姜とともにアメ色になるまでじっくり炒め、具になる野菜や肉は炒めて野菜ジュースのスープの中で煮込み、最後にアメ色玉ねぎをその中に投入する。野菜の濃度が濃いのでもうすでにとろみがある。ここで何種類かのスパイスとそれこそ「隠し味」を入れて調節する。キーマはここで完成だ。ポークと野菜は味を見てバターやヨーグルト(乳製品)や少しの市販カレールーで調整する。とにかくカレーは味のバランスが難しい。辛さ、甘さ、酸っぱさ、にがさ、塩加減、こく、奥行き‥‥。お陰でおでんや煮物、鍋物などの味付けなら楽勝になった。ただ、実は今でもたま〜にご家庭のカレー、母ちゃんが作ったジャガイモが溶けかけてるバーモンドカレーが無性に食べたくなる時があるなぁ、カレーは奥が深い食べ物である。

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