デモテープ


昔、ある音楽雑誌主催の

作曲コンテストの審査員をした。

紙袋に溢れんばかりの

カセットが何袋も手渡された。

全国から送られて来た作品を

最初は丁寧に聴いていた。

が、だんだんめんどくさくなってきて

変にイントロが長いとか

アレンジに凝ってる奴は

最後までは聴かなくなった。

と言うかアレンジに凝ってる奴に限って

たいがいメロディーがつまらないのだ。

全部がそうだとは言わないが

メロディーがなおざりな奴に限って

妙にアレンジが込み入ってたりした。

なので極端な話、

伴奏なしで歌だけ唄ってる奴が

ズンと心に響いたりする。

まぁ、あんまり音痴じゃ

困るのだが‥。

(メロディーがわからない!) まずメロディーが大事なのだ。

あとはプロがアレンジするのだ。

昔、ディレクターのTさんから

こう言われrた。

「中村君、

100円の料理が

5万円の皿に乗っている、

5万円の料理が

100円の紙皿に乗っている、

これってどう思う?」

いいメロディーがあってこその

いいアレンジなのだ!

そう言えば昔、

近藤君が言ってたな。

「Tまりやのデモテープ聴いたけど

ピアノ凄くへたっぴ〜だったぞ。」

でも良いのだ!

アレンジはタツロ〜なのだから。

あっ、今思い出した。

昔アルファレコードに行った時、

ディレクターさんが指差して言った。

「好きなだけ持っていっていいよ。」

そこには段ボールに入った

全国から届いたデモテープが山積みだった。

一生懸命創っても

聴いてもらえるのは、

まぐれに近いのである。( ; ; )

ちゃんちゃん。

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