スタジオミュージシャン
もともと、目が
あまり見えないので
楽譜は苦手だ。
と言うか虫眼鏡が無いと見えない。
それでも若い頃は
強気で仕事を取っていた。
妹尾さんじゃないけど
読めたフリして
適当に作って弾いていた。
もちろんコードは読めるので
コードには滅法強い。
多くはないが
スタジオの仕事もやってきた。
もちろん初見だらけ。
劇伴や映画の場合
20曲前後をいっぺんに録音する。
次から次へと
どんどん録音が続く。
作曲家やプロデューサーが
全体を聞いていて
問題がなければOKが出る。
その時、実はミスしてても
何も言われなければ
自分からは申告しない。
なんせ時間がないし
まだまだいっぱい
曲が残ってるので
OKが出たのならいいのであ〜る。
もし自分の作品なら
絶対妥協はしないんだけどね。
ところでギャラの話。
事務所にも入ってないし
ほとんど紹介で仕事してたから
いくら貰えるかは
行ってみないとわからなかった。
有名なミュージシャンなら
うん万円貰えるところが
何千円ってこともある。
一番きつかった仕事は
録音が深夜の3時に終わって
さてギャラは?とか思ってたら
「僕と仕事ができただけで
よかっただろ!」とか言われ
ギャラがラーメン一杯!?だった事。
百恵ちゃんの曲を作った事を
相当自慢してる作曲家だった。
夜中の六本木で
路頭に迷うshingでした。
そう言えば神楽坂。
そこのスタジオには縁があって
録音とかリハとかでよく通った。
ある時、休憩でタバコを吸ってると
みた事ある人が来た。
雪村いずみさんだ!
思ったより小さかった。
と言うことは、”ひばり”も
”ちえみ”も小さかったんだな。
あっ、また思い出した。
まだ”とんねるず”が駆け出しの頃
パーティーの仕事を一緒にやった。
びっくりしたのは
貴がでっかかった事。
木梨が自分とおんなじ位だった。
その時のギャラ。
3ステージみっちり演って
¥10,000ポッキリ。
とんねるずは
2ステージペラペラ喋って
¥470,000!!
まだ売れる前なのにね。
と言うことは
今のギャラは???
何も言うまい‥‥。
ちゃんちゃん。
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