シンセサイザー
シンセサイザーを知ったのは確か小4の頃、
つボイさんのラジオでだった。
確かつボイさん「ヤンスタ」に
シンセを持ち込んで
いろんな音を作って聴かせてくれた。
ノイズを使った嵐の音、波の音、
蒸気機関車の音‥etc。
ワクワクしたなぁ。
その後、友達のI垣君の
「うちにシンセあるよ!」
と言う衝撃の一言で、すっ飛んで行ってみたが、
そこにあったのは「エレクトーン」だった、残念!!
その後、目の前で初めてシンセを聴いたのは
市民会館でのCAS演奏の「ジプシー」
ユーライアヒープだった。
かっこ良かったなぁ!!
ハモンドの上にシンセが乗っていた。
「ジプシー」にはシンセソロがあるのだ!!
その後EL&Pを知って完全に打ちのめされた。
Moogの音の良さ!太さ!表現力の奥深さ!
もちろんキースエマーソンも凄いのだが‥。
この初期のMoogにはメモリー機能はなかった。
どう言う事かというと
何か音を作っても記憶できず
欲しい音はその場で作るしかなかったのだ。
キースはライブの最中、弾きながら
次に使う音を作っていた。
モジュラーMoogなので
つまみと共にシールドも差し替えていた。
このへん観たい人はYouTubeで
EL&Pの初期のをみてみましょう。
「展覧会の絵」などオススメ!
オルガンに飛び乗って鍵盤にナイフを刺す!
と言うアクロバットな奏法も見れます。
さて、東京に出て少しして僕は丸井を知った。
お手軽にローンが組めるのだ。
それで迷いもせず即シンセを買った。
Roland SH-2 !!
貧乏生活でもなんとか手が届く値段、
¥100,000也。
これを10回払いで買った。
もちろん和音など出ない。
当時シンセは1音しか出なかった。
ワクワクして持ち帰り
早速アンプに繋ぎ弾いてみた。
「ブゥ〜ブゥ〜」「ビィ〜ビィ〜」
あれっ!変な音、ちっともかっこ良くない!!
EL&Pと全然違う!!
そりゃそうだ、Moogじゃないし
単なる国産の発信機なのだ。
それと残響がない!
ディレイやリバーブのことだ。
少しして恵太君に
そのカラクリを教えてもらい
ビシバシ楽器でディレイを手に入れた。
いわゆる「やまびこマシーン」。
繋げてみたら、
Moogには叶わないのだが、
それなりにはかっこよくなった。
このSH-2で20代前半
かなりライブをこなした。
ぐるくんBANDには必須だった。
辛かったのは某woodでの発表会。
恵太くんはMiniMoogとプロフェット5、
僕はと言えばSH-2とPOLY6。トホホ。
歴然と音が違った!
もちろん恵太君だから
腕も歴然と‥‥。( ; ; )
今、家には壊れたMoogが2台ある。
1台は最初から壊れてたから安かった。
何故治さないのか?
答えは一つ、高い!のである。
治せる人が少ないのである。
骨董品の部類に入る代物なのである。
いつの日か、治して
ライブで弾いてみたいなぁ‥‥。
ちゃんちゃん。