コードとスケールの蜜月な関係(3)ドミナントその1

毎回、頼まれもしないのに
一方的に書いているJAZZ理論だけど
書きたいから続ける事にするよ。
ここまでで
イオニアン、リディアン、ドリアン
Ⅰ M7,6、 Ⅳ M7,6、 Ⅱ m7
各コードでのスケールがわかった。
この3種類のスケールは
トニックとサブドミナントで使う。
そんで今日はドミナントに使う
スケールを考えていこうと思う。
G7は ソ シ レ ファ
Root 3rd 5th ♭7th(セブンス)
そんで一番大事な音が
シとファ、3rdと♭7thの
トライトーンだ。
この2つの音の音程が
減5度となり非常に不安定なので
ドミナントの性格を受け持っているのだ。
音楽の中で、トニックが安定
ドラマで言えば刑事役、
ドミナントは不安定
ドラマで言えば犯人、
サブドミナントはちょっと不安定
ドラマで言えば犯人の女、
と言う図式になる。
アンパンマンがトニック
バイキンマンがドミナント
ドキンちゃんがサブドミナント。
音楽も小説も
山あり谷あり
真っ直ぐな道、曲がりくねった道
たまにはトンネル‥
なんてのが楽しいのだ。
んでこう言う役割のことを
機能、Functionと言う。
なので基本的にドミナントには
トライトーンが不可欠!という事になる。
さてそれでは一番基本になるスケール
ミクソリディアンを考えていこう。
G7 ソ シ レ ファに
9thのラ、11thのド、13thのミ
を足すと ソ ラ シ ド レ ミ ファ ソ
Root 9th 3rd 11th 5th 13th ♭7th Root
と言うスケールができる。
これがミクソリディアンである。
言い換えれば
テンションはすべて
ナチュラルテンション
(♯や♭がつかないテンション)
あとはRootとトライトーンだ。
前回の理論が理解出来ていれば
11thが使えないのはわかるだろう。
11thはマイナーコードに使うのだ。
じゃ何故ここに入っているのか?
と言えば11thのドはC keyの大事な音
トニックのRootの音だからだ。
しかし、そうは言ってもAvoidだ。
んで、それが嫌なので♯11th♯ドにするのだ。
そうするとAvoidが無くなり名前も変わる。
前回やった様に11thが♯11thになると
リディアンになるのだが、
一つ違うのは7個目の音が
メジャー7ではなく♭7なのだ。
なので名前はリディアン♭7(セブン)となる。
フラットセブンなんて言わないでね。
♭7と書いてセブンと読む。
また人によっては
リディアンドミナント
とも言う。
G7のリディアン♭7は
ソ ラ シ ド♯ レ ミ ファ ソ
Root 9th 3rd ♯11th 5th 13th ♭7th Root
となる。
Avoidが無くなって使いやすくはなったが、
少しだけ浮遊感がある宙に浮いた様な
サウンドになる。
コレがリディアン系の特徴だ。
そしてアッパーストラクチュアートライアドは
ラ ♯ド ミの A がある。
コレはカッコいいサウンドだ。
僕はアドリヴやバッキングで
バンバン使っている。
さてドミナントに使えるスケールは
まだまだたくさんあるので
次回に続く事にするよ。
質問や要望はメールしてね。
ちゃんちゃん。
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