コードとスケールの蜜月な関係(1)リディアン

みんながムズイと言う
スケールについて
コードから解説するシリーズ。
その1。
きっと目から鱗のはず。
では、わかりやすくCで説明。
Cのコードトーンはドミソ。
そこに6thのラとM7thのシをたす。
それから9thのレもたす。
そうするとドレミソラシド
とスケールっぽいものができる。
まぁここにファを足せば
メジャースケールなのだが、
ここで理論的に言うと
ファは11thなのでCでは伸ばせない音
Avoid Note となる。
なので本当は入れたくないんだけど、
ただ、ファは大事なサブドミナントの音なので
入れる事になる。
これでCメジャースケールができた。
別名Cイオニアン(モード)。教会旋法。
厳密に言えばファはAvoidだが‥。
そんでJAZZではAd-libする時
Avoidを嫌う傾向があるので
11thを半音上げて♯11thにする事が‥。
ここで11thについて少しだけ。
11thはマイナーコードに合う音。
すんごくカッコいいテンションだ。
なのでメジャーコード
要するにmがついてないコードには使えない。
そこで半音上げて♯11thにするのだ。
♯11thは不思議な音。
SFっぽい、宇宙っぽいサウンド。
11thであるファが♯11thであるファ♯になり
Cメジャースケールは
ドレミファ♯ソラシドになり、
名前が変わってCリディアンとなる。
ただ、ここで問題が‥。
KeyがCなのにファ♯の音なんか鳴ると
KeyCが壊れてしまうのだ。
なのでこのリディアンは
コードCでは使えず(エンディングならOK)
サブドミナントであるFで使う事になる。
Fはファラド、そこに
6thのレ、M7thのミ、9THのソ
それからお待ちかねの♯11thのシ
を並べると
ファ ソ ラ シ ド レ ミ ファ
Root 9th 3rd ♯11th 5th 6th M7th Root
となり、Fリディアンの完成。
もちろんAvoid無しなので
すべての音を自由に使える、伸ばせる。
そして全部Cメジャースケールの音なので
keyCが壊れないのだ。
なのでCのkeyでFM7なんか出てくると
FリディアンでAd-libしまくるのだ。
ついでに言うと、Fリディアンの中には
Gのコードトーンであるソシレが入っているので
FM7のコードの上でGのコードが鳴らせるのだ。
なのでAd-libでもGのコードをバラしてバンバン使う。
こう言うやり方を
アッパーストラクチャートライアド
(上に存在する3和音)と言う。
さて、音符なしでの説明は
かなりムズイものではあったけど
♯11trhはリディアンスケールに含まれる
と言う事がわかったところで今回はおしまい。
♪ムーンリヴァー◯←ここが♯11th。
聴いてみてね。
ちゃんちゃん
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