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チャリンコ担いで


六本木時代も横浜時代も

チャリンコは手放せなかった。

行きはいいのだが

演奏の仕事が終わるのが遅い。

六本木の頃は、終わるのが25時。

とっくに終電は終わっている。

なので担いでった折り畳み自転車を

道端で組み立てて江古田まで帰る。

スーツも脱ぎ捨て

短パンにTシャツ、ビーチサンダルで

楽譜と衣装を背中に担いで突っ走るのだ。

その頃乗ってた自転車は

かなり小型でタイヤも小さかった。

なので暗がりで見ると

ビーサン短パンのでっかい奴が

飛んで来る様に見えたらしい。

しょっちゅう職質を受けた。

そのたびに楽譜を見せて説明した。


物凄いスピードでかっ飛ばすので

電車で来るより早く家に着いた。


途中、乃木坂とか青山とか

四谷とか信濃町とかを通るのだが、

なんだか怖い怪しげな廃屋が

何軒かあったな。


たまぁ〜に中からうめき声が‥‥。


速攻で逃げた。


横浜の頃は、週末以外は

何とか電車で目白までは来れたので

行きもチャリで目白まで行って

目白から電車で通っていた。

週末は深夜も弾いてたので

帰るのは朝だった。

が、ベロンベロンに酔っ払ってるので

東横線で、渋谷に着いてるのに気づかず、

そのまま、また桜木町に戻ったりして

山手線になかなか乗れず、

乗れたら乗れたで目白で降りれず

家に着くのが夕方なんてこともよくあった。


何故ベロンベロンかと言う話はまたいずれ。


ドラムの大野君と2人で寝てて

渋谷で駅員に「いつまで乗ってんだ!!」

とか怒鳴られて気がつくと同時に

ドアが閉まったりして、

また気がつくと桜木町だったりした。


今、乗ってる自転車は電動だ。

パナソニック製の高いやつ。

これがすこぶる快適だ。

雪道以外ならどこでもOKだ。

なので眼科も2つ山を超えて行っている。

帰りに王将に寄ったりも出来る。

図書館や大黒屋なら

山王峠を越えればスグだ。

これが昔あったらなぁ、まぁいいか。

雪も溶けたし

そろそろ動き出そうかな。


ちゃんちゃん。




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